活動報告

介護(福祉)制度の活用について

投稿日 2019年4月2日

先日、区民の方からお話を聞かせて頂く機会がありました。
その方は、中学生の時にお母さまを亡くされ、20代の時にお父さまが脳梗塞で倒れられ、その後10年ほど、在宅で一人でお父さまの介護をされていらっしゃったそうです。
排泄や食事の世話等、全てを一人で抱えられ、睡眠も殆どとれず、日中に自宅近くの職場から抜けて介護を続けることが難しくなり、職場を退職。
その後、介護経験のあった知人から介護制度を教えてもらったことで、お父さまが介護認定を受け介護サービスを受けることとなり、自身もホームヘルパーの資格を取るなど、多少の余裕をもつことができるようになったとおっしゃっていました。
最初から介護制度の存在を知っていれば、退職する必要はなかったかもしれない、お父さまにもっと優しくできたかもしれない、特に若い世代は周りに介護をしている人が少なく、どうしても情報は限られてしまう、と。
福祉サービスというのは、基本的に、自ら申請をした上で、サービスの恩恵を受けることができます。
福祉サービスの存在や使い方を知らなければ、すべて自分でやるか、何かを諦めるしかないのです。
私も、最初は療育(※)というものの存在を知りませんでした。児童発達支援サービスという福祉制度を使えば、ほぼ自己負担額なしで療育を受けることもできますが、それも最初は知りませんでした。
私の子どもの場合は、保健所内での書類紛失があり、保健師さんの新生児訪問が私が何度か問い合わせをした後の1歳2ヶ月(もはや新生児ではない)になってからでした。その際に、ハイハイをしている足の様子がおかしいということを指摘され、中央区の福祉センター(子ども発達支援センター)を紹介されたのですが、その際に「療育」という言葉を漏れ聞き、気になり自分で色々調べた結果、民間施設でも療育を受けることができ、児童発達支援サービスという制度もあることを知りました。
区役所の障害者福祉課に「未熟児で生まれて発達がゆっくりなのですが、何か使える福祉制度はありませんか。」と問い合わせても教えていただけず、後日こちらから具体的に「児童発達支援サービス」という言葉を出して初めて制度の案内をして頂けました。
せっかくある福祉サービスをもっと区民に開かれたものにしていかなければと思います。
区による啓蒙活動もですし、せめて、区民が行政の窓口に問い合わせた際に親身に教えて頂けるような体質に改善されることを目指したいと思います。

(※)発達に凹凸のある子どもが社会的に自立できるように取り組む治療と教育のこと。

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